おもったこと パリの連続テロ

パリでのテロ事件は、個人的にはすごく印象に残る事件であった。印象に残る、という言い方は適切ではないかもしれないが、他にうまい表現が見当たらない。このテロを通じて、SNS上にはフランス国旗にアイコンを変える人や、そうした行動にやや批判、もしくは本当はこんな意味があるけどわかってる?、パリの前にはベイルートでテロあったのになんでパリの時だけ?、無人ドローンの爆撃によって亡くなっている方はいいの?といった意見まである。アイコン問題については、国旗に変える、変えないどちらでもいいし、単純に大変なフランスの方を勇気づけるために、祈りを、という意味で変えているのであればそれ自体は全然悪いことではない。ただ、たしかに、自分が起こすアクションがどういう意味を持つのか(自分にとって、だけでなく、それが周り(現地の人、テロを起こした人など)からどのように見えるのか)、そのことはきちんと理解しておかないと、「自分はそんなつもりじゃなかったのに・・・」なんてことになってしまう可能性もある。と、そんなことを言い出したら何も出来ないのだけど。SNSによって、自分の意志や主張を簡単に表現できるようになった分だけ、やはり気をつけないといけないのではないか。そして、ベイルートや無人ドローンの件については、人それぞれ知っている情報は違うので、これを契機に、他の国で起こっているテロや惨状を知るのであれば、それで良いのではないか。他にも可哀想・大変な人がいるのになんで〇〇だけ、というのも少し違う気がする。

感情は必要だし、感情なしで判断することは不可能だが、少しだけ深呼吸して、自分がいまからやろうとしていることはどういう意味のことなのか、少しだけでも考えてから行動したい、と自分は考える。